求められる国際刑事裁判所への参加
有事法制や武力報復を超えて
東澤靖さん
2003年２月10日発行
▼02年７月、国際刑事裁判所（ＩＣＣ）が発足した。武力紛争下の人権侵害・戦争犯罪の加害者の刑事責任を追及するものだ。「慰安婦」問題での日本国家・昭和天皇の戦争責任を問うた「女性国際戦犯法」（2000年12月）の日本検事で、国際刑事裁判所設立にも関わってきた東澤靖さん（弁護士、日弁連国際人権問題委員会事務局長）さんが、その意義・現状について講演。Ｂ５版４４頁。
◎目次
求められる国際刑事裁判所への参加〜有事法制や武力報復を超えて
「人道に対する罪」をどうする／性奴隷制をどう裁くか／「なぜ処罰されないのか」／女性国際戦犯法廷へ／女性国際戦犯法廷の意義／国際刑事裁判所の構想／東京裁判の限界／「普遍的管轄権」／ピノチェト裁判の意義／九八年ローマ会議／米の単独行動主義／ローマ規程の批准・発効／日本の取るべき道／有事法制ではなくＩＣＣ加入を
質疑応答
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