米軍再編下の自衛隊大転換
前田哲男さん
■2004年12月10日、防衛計画大綱と中期防衛力整備計画が閣議決定された。前日の陸上自衛隊イラク派兵延長の閣議決定に続いての閣議決定だった。防衛計画大綱・中期防では、「多機能弾力的防衛力」を打ち出し、アメリカの軍事戦略に連動した自衛隊の海外派兵の拡大、自衛隊攻撃軍化、ミサイル防衛、「武器輸出三原則」緩和などが決定された。小泉政権は、戦後平和運動が作り上げてきた憲法９条に基づく「中間的獲得物」を総崩壊させようと図ってきている。
米軍再編の下での自衛隊大転換について前田哲男さん（軍事評論家、東京国際大学教授）が講演。Ｂ５版５２頁
2005年７月発行
◎内容
自衛隊発足五十年／中間的獲得物の総崩壊の危機／「安保再定義」から始まったもの／周辺事態法から武力攻撃事態法／安保防衛懇報告から大綱へ／「脅威は大幅低下」している／地球の裏側へも派兵／派兵恒久法制定へ
・質疑応答
海外派兵・安保の拡大／武器輸出とミサイル防衛／「平和基本法」の再挑戦
・アンケート
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