戦争の民営化とは何か
イラク戦争で暗躍する戦争請負企業
プライベート・ミリタリー・カンパニー
奥村皓一さん(関東学院大学教授)
2005年5月1日発行
米軍や自衛隊などによる無法な占領が続くイラクのファルージャでは、昨年米軍の攻撃で6千人以上の市民が虐殺された。攻撃の口実とされたのは、3月末の米民間軍事会社=戦争請負企業(プライベート・ミリタリー・カンパニー)の社員4人殺害事件だった。占領下イラクでは、2万人とも言われる民間軍事会社が多国籍軍の下請け(戦争の民営化)を担っている。
国際経済から見たイラク戦争の背景、イラク戦争・占領で暗躍する「現代の傭兵」=民間軍事会社について、グローバリゼーションと軍産複合体を研究する奥村皓一さんが講演。B5版56頁
内容 石油のための戦争と中東/イラク戦争の三つの狙い/イラク戦争と民間軍事会社/民間軍事会社とは/資源争奪と新・新日米安保/アメリカ帝国とラムズフェルド方式/イラク体験人材の活用/ネオコン人脈とビジネス/ビジネス展開におけるPMC/日本のイラク派兵と今後
質疑応答 アンケート
奥村皓一(おくむらこういち) 関東学院大学経済学部教授。経営学博士、早大政経学部卒、ジャーナリストなどを経て、92年から現職。専門は国際経営論 最近の研究テーマとしては、米・欧・日巨大企業の国境を越える買収・合併とグローバリゼーション、グローバリゼーションによる米の「帝国」化と軍産複合体など。著書に『国際メガメディア資本』『マルチメディア・ビジネス』他
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